トレーダーが 変人扱いされる理由
トレードは どんなプロでも 全戦全勝は 難しいものです。
プロ野球の一流選手とて、全打席 ホームランやヒットというわけにはいかず
打率 3割もいけば いい方です。
同様に、人間同士、相手がいる場合、必ず勝てる、ということは 基本的に
ありえないわけです。
なのに、なぜか トレードを ビジネスととらえられる人は かなり少ないものです。
少ない、どころか、トレーダーは「変人」扱いでしょう。
なぜ、トレーダーは、理解されないのか?
日本人は 努力とか仕事したら 必ず報酬が入る。
表現を変えれば「働いた時間分は(高い、低いはあっても 決まった時給での)収入になる。」
という仕事が多いせいか?
仕事を できるだけ完全に仕上げる志向でこなし、働いた分の一部でも 無収入というのが許せない心理が働きます。
それゆえ、
かけた時間、労力に対して
比例した報酬が得ることが当然!
という心理が働くのです。
ところが、トレードは
勝ったり負けたりしながら、
週、月、年単位と、長い目で見て、
トータルで 安定的に資金を増やすことが
本来の姿なのです。
なので
勝つトレードを増やし、
負けトレードを減らして
トータルで 増えなければ、無意味ですし、
むしろ リスキーなのです。
チャンスが来るまで じっと待つ。
肉食動物が、獲物を捕るときを 思い出してください。
トレードは 動物の狩りと同じような行為なのです。
じっくり狙いを定めて、極力、望む結果を得られるようにする。
こうして 冷静に俯瞰してみれば
トレードこそ、人間のもともとの素質、
原始時代、動物と同様
「確実、絶対は ない」
世界で それでも ある程度の成功確率の中で 生きる世界、
といえるのです。
「会社で働いて 応分の給料を受け取る」仕事、
いわゆる サラリーマンが 勤労者の 6割とも 7割
とも言われるくらい 多い日本。
しかも 「人間、個性がそれぞれだから 違って当たり前」という現実を認めず、
「右へ倣え!」「みんなと一緒」「決まりは決まりだ、守れ!」
「上意下達、命令と服従」を
義務教育から 厳しく洗脳され、育成されるのが、
ほとんどの 日本国民です。
学校でも 会社でも イジメの対象になってしまう人って、
みんなと同じ、でない。
没個性を嫌う
先生や 上司の命令に従わない・・・
組織、集団に なじめない個性的なタイプが
多いのではないでしょうか?
まさに、人口面で見ても、
圧倒的多数の サラリーマン & 労働者に対し
トレーダーは 圧倒的な少数派です。
大勢から見れば、少数派など、変人、変わり者
にしか見えない。
教育のなせる技、というのが、残念な事実なのです。
トレーダーをめざすあなたには、この言葉を胸に
プロになるまでは 孤高の道を進むつもりで いてほしいのです。
「人の行く 裏に道あり 花の山」
大勢が行く道とは違う、いわば 裏の道こそ、花 (望む結果)がある。
サラリーマン、労働者という 大勢の道から外れたからこそ、
「自由で豊かな人生」「人生を楽しむ」
という 少数派の日本人になれる素養があるのです。
さあ、プロトレーダーになって、人生を楽しみましょう !!
公開日:
最終更新日:2025/05/18