勝ち続けられる トレーダーになる、ということの本質とは?
トレードの本質とは何か?
この質問を 常に意識している人は
勝ちトレーダーの視点になるのが早い。
そして、本質を知り、自分の習慣にできれば
勝ち続けることは 可能になるのです。
もちろん、スポーツや武道の試合同様、
相手がいるものですから、100 % 勝つのは、難しいですが、
完封試合を目指す必要はなく、
最終的に 勝てればいいのです。
古今東西の プロ、勝ち組投資家の共通点を観察して
気づいたことがあります。
それは
トレードの本質とは
「待つ」ということ。
大勢の人々は
「トレード=攻め」
「稼ぐために トレードする」
と考えがちですが、
本質は 「動かない勇気」
つまり 己の勝てる相場になるまで 待てるか?
という「待つ力」
「無駄に手を出さない、と自制する力」
だったのです。
かの 投資の神様といわれる ウォーレン・バフェットには
こんな名言もあります。
「市場は、せっかちな人から、忍耐強い人への、富の移転装置である」
まさに この言葉に
トレードの本質が 凝縮されています。
そういえば、伝説の投資家集団、タートルズも
忙しく トレードせず、ルール通りに
ルールが通用する相場のとき以外、
見送ってましたね。
いろいろ観察していて、気づいたのですが、
勝てない人は 本当に、せっかちです。
私も 実は昔、そうでした。
グングン上昇したり、下落したり、ローソク足が勢いよく伸びると
「おっ! 稼ぎ時 到来!」
とばかり、慌てて飛び乗っていたし
特に、バイトで生活していたときなど
自分都合で「給料日まで、ちょっと稼ごう!」
と チャートに張り付いたりしてました。
知識が増え、だんだんと 値動きのリズム、くせなど
勘が働くようになると、確かに 細かく利益は取れるようになりますが、
元手が 何千万円以上の 大きさでなければ、
労力に見合う利益とは言い難い。
「来年も、再来年も・・・・年取ってからも、果たして続けられるのだろうか?」
と、未来が不安になり、
時間と労力を消耗する現実に
「デカい元手で、着実に勝ちを積み上げないなら、
バイトや 肉体労働と、大差ないじゃないか!」」
と 思えてきます。
そこで私は、まずは 自分をじっくり、振り返りました。
せっかちになってしまうのは、なぜなのだろうか?
結局 私も含めて、みんな
「稼ぎたい!」
という欲、人間の 生存本能だったわけです。
太古の昔は、人間も 他の動物同様、お金、貨幣というものがなく、
自分で食べ物を手に入れて、生きていました。
現代は、多種多様な職業に 分業化して、商売も増え、
お金で モノやサービスを手に入れる、という世界になったので
原始人の「狩りをする」「木の実や貝などを 集める」
ことが、現代人は 「お金を得る」に変わっただけだったのです。
そこに気づいた私は、自分の せっかちな部分を 修正しました。
・深呼吸、瞑想して ゆったりと精神を落ち着けるまでは
チャートを開いても トレードしない。
・常に 言語化して 説明できる状態になるまでは
エントリー禁止。
・酒は、一人では 風邪で寝るとき以外、飲まない。
など、焦る自分を抑える自制心を 身に付けました。
ここまで来れば、トレードでの本質である、
「待つ」ことができるようになり、
資産が トータルで 加速度的に増えていった。
これがトレードの本質だったのです。
しかも、勝ち続けられるスキルさえ、一度、身につけてしまえば、
現時点の、センスや 能力や 資金は 関係ない。
やる気になれさえすれば 誰でも 再現できることも
わかってきました。
ただ、口で言うには簡単だけど、
実践できるか? が
意外と難しい。
だからこそ、中途半端な覚悟や
ちょっとうまくいかなければ、止まってしまう程度の行動力では、
勝ち続けられるトレーダーになることは
成し遂げられない。
勝てるトレーダーになるまで、やり切る、続ける、
決して あきらめない!
という 覚悟、決断、意気込みは
必要だと言い切れる。
1日24時間、時間は みんな平等が。
当然、勝ち組トレーダーになるための行動をする時間を確保する代わりに、
犠牲にする時間も 必要となる。
家族と遊びまわる時間は、多少なりとも 減らさざるを得なくなる。
友人と 飲みに行くことを止めたり、誘いも断ることになるだろう。
とはいえ、それも 一時的になくなる程度。
人生の長さから考えれば、それは ごく一時のことだ。
早く 勝てるようになれば、
時間も 手に入れられる職業・・・
それが トレーダーだ。
別に、トレーダーに限らなくても、
人生の一時期を、集中力を持って 望むスキルを身につけることは、
人生に必要な 1ページだ。
今の ルーティンな生活の、何を犠牲にするか?
そのくらい当然、何とも思わない人が
成果を挙げる世界でもある。
トレードを含めて、
何かを得たい、成し遂げたいと思うなら、
とにかく できるようになるまでは
がむしゃらに挑戦し、
何度失敗しても「もう一度だけ」と
そこから起き上がる 不倒不屈の精神は
どうしても必要だ。
難しく考えず 「とにかく、あきらめずに前進し続ける」
これを意識して 日々、少しずつでも 成長しましょう。